自動車工学
いまやわが国の自動車保有台数は5000万台を超え,オートバイを加えれば7000万台に近く,アメリカに次ぐ世界第2位の自動車国となっている.
特に生産台数の躍進は著しく1980年に1000万台を超えてからは,アメリカの低調もあり,絶えず第1位を争うシーソーゲームをくり返している.
また,各国の輸入規制に対応して,欧米各国への工場進出も積極的に進められ,いまではアメリカやイギリスを始め,カナダやオーストラリアなどで日本車の現地生産が行なわれている.
したがって,国内産業における自動車工業の占める地位も全製造業の生産額の10%以上を占め,電気機器とともに第1位を続けているし,輸出額については,つねにトップの座を保っている.
もちろんこれからの盛況を支える自動車技術の水準は,当初は欧米からの導入に頼っていたが,1970年代の安全性向上と,1975年ごろの公害軽減,1980年代の省資源と省エネルギの社会的要請などにこたえ,今日では世界のトップレベルにあるといえる.

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